JUNIOR COLLEGE

生活福祉情報科・保育科の三つのポリシー

教育方針

生活福祉情報科三つのポリシー

生活福祉情報科では、近畿大学の建学の精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に基づき、社会人として「人に愛され、信頼され、尊敬される人間力」と「最新の専門知識と技術」を兼ね備え、社会に貢献できる職業人の育成をめざしています。こうした目的を実現するために、以下の三つの方針を定めています。

卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
生活福祉情報科では、本学科の教育課程において所定の修業年限以上在籍し、所定の単位を修得し、以下の資質・能力を身につけ、かつ卒業を認定した学生に対して短期大学士(生活科学)の学位を授与します。

  1. 知識・理解
    生活科学の専門的知識と技術を身につけ、人と人、人とモノの関係を理解したうえで社会に貢献できる。

    1. 人間生活に関する幅広い知識と技能を身につけ、それらを活用することで豊かな生活を創造することができる。
    2. 人と人、人とモノの関係を地域の歴史や文化、自然環境などと関連づけて理解している。
    3. 社会のルールや人との約束を守ることの大切さを理解し、ビジネスパーソンとして社会に参加する力を有している。
  2. 汎用的技能
    基礎的なビジネスマナーや情報活用能力を身につけ、よりよい暮らしを提案することができる。

    1. ビジネスパーソンとして基礎的なマナーを身につけ、周囲と円滑なコミュニケーションをとることができる。
    2. 多様な情報を客観的かつ理論的に分析し、情報機器を適切に活用することで自らの考えを表現する力がある。
    3. デザインを通して生活の質向上に寄与し、新しい価値を提案する技能を習得している。
  3. 態度・志向性
    豊かな人間性とチャレンジ精神をあわせ持ち、ビジネスパーソンとして地域社会に主体的に関わり、多様な人々と協働して学ぶ態度を身につけている。

    1. 現状を分析し、目標や課題を明らかにする力があり、解決に向けて計画を立てる思考力と判断力がある。
    2. 目標や課題に積極的かつ主体的に関わることができる。
    3. 社会の変化に対応しながら、自らの生き方、暮らし方を選択する能力がある。
  4. 総合的な学習経験と創造的思考力
    1. 異なる文化や多様な価値観をもつ人々と積極的に接し、相手の意見を丁寧に聴く多様性を身につけている。
    2. 社会を構成する人々の意見の違いや立場の違いを理解でき、次世代や他者の生活を支援する協働性を有している。
    3. 自らのライフプランにあった職業を選択し、就業に必要な能力を身につけている。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
  1. 教育内容(教育課程の編成)
    ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するために共通教育科目及び専門教育科目を編成し、科目を配置する。

    1. 人間生活の基盤を固めるとともに、健康で豊かな人生を創造していく知識や技術を習得するため、共通教育科目を配置する。
    2. 家庭や社会での生活の質を向上し、社会人として必要な力を高めるため、キャリア教育を基本に、情報・デザイン分野、医療・福祉分野の2分野を置く。各分野において学生が主体的かつ実践的に学び、専門知識の習得や資格取得ができるよう、専門教育科目を配置する。
    3. 高大接続の観点から、短大教育への円滑な移行を促すため、共通教育科目に初年次教育の科目を設置する。
    4. 「卒業研究」で学修した内容を卒業研究発表会において公開発表を行う。
  2. 教育方法(学修方法と学修課程)
    1. シラバスに到達目標、授業の概要、事前学習及び事後学習、授業計画、成績評価方法等を明記するとともにオリエンテーションを実施して周知する。
    2. 実学教育を重視した少人数制を採用した講義、演習および実習を展開する。
    3. 履修計画の支援や目標とする学びを体系的に行えるよう学生と教員間で学修状況を共有し、自律的な学びを組織的に支援する。
    4. 「共通教育科目」「専門教育科目」にナンバリングする。ナンバリングに基づいたカリキュラムマップにより「導入期」「発展期」「完成期」と段階的に学修する。
    5. 地域社会への理解を深めるため、地域社会に密着したテーマを設定し、問題解決能力を身につける卒業研究を配置する。
  3. 教育評価(学修成果の評価法)
    1. 各科目のシラバスに定める評価方法に基づき、厳格な評価を行う。
    2. GPA制度を用いて学修成果の評価を行う。
入学者受入れ方針(アドミッションポリシー)
生活福祉情報科では、学力の三要素(「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」)を多面的・総合的に評価することにより入学者選抜を行なう。また、判定においては、学力の三要素を入学後に継続的・発展的に獲得できるかどうかを重視します。

  1. 「知識・技能」
    1. 本学科の教育課程を学修できる基礎的知識・技能を有している。
      ※高等学校の調査書を重視し、判断します。
  2. 「思考力・判断力・表現力」
    1. 実社会における様々な状況に対応できる思考力・判断力・表現力の習得が期待できる。
      ※面接及び小論文を実施し、判断します。
  3. 「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」
    1. 他者と協働し、社会に貢献しようとする意欲があり、社会の一員として主体的に関わる創造的思考力と総合的な人間性の育ちを期待できる。
      ※面接及び入学願書における「入学動機」、自己推薦書及び高等学校による推薦書、高等学校における諸活動の実績等を重視し、判断します。

保育科の三つのポリシー

保育科では、近畿大学の建学精神である「実学教育」と「人格の陶冶」に基づき、子ども、保護者、同僚に愛され、信頼され、尊敬される保育者の養成をめざしています。こうした目的を実現するために、以下の三つのポリシーを定めています。

卒業認定・学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)
保育科では、本学の教育方針に基づいたカリキュラムを通して所定の単位を修得し、かつ下記の事項を達成した場合に卒業を認定し、短期大学士の学位を授与します。

  1. 知識・技能
    1. 社会人として、人文・社会・自然の各分野に関する最低限の基礎的知識を習得している。
    2. 保育者として必要な専門的知識・技能について理解し、習得している。
    3. 子どもの心身の成長・心理的および身体的発達について理解している。
  2. 思考力・判断力・表現力
    1. 幼児教育の現場や子育て支援の場での保育をとりまく様々な課題に関心を持ち、保育者としての役割を理解する。
    2. 保育内容を踏まえ、適切な遊びを提供でき、のびのびとした表現活動を実現できる保育技術を習得している。
    3. 学修成果を統合して、想像的かつ創造的に保育へ応用できる能力を有している。
  3. 協働性・人間性
    1. 建学の精神を踏まえ、保育者として人に愛され、信頼され、尊敬されるよう倫理観・使命感・責任感に基づき行動することができる。
    2. 保育者として、子どもや保護者などとの確かなコミュニケーション能力を有し、他者と協働することができる。
    3. 地域社会や家庭に積極的に奉仕し、貢献しようとする意欲を有している。
    4. 子どもや関係者の最善の利益を尊重できる。
教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
保育科の教育課程は、ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成し、幼稚園教諭二種免許状、保育士資格を取得するために共通教育科目及び専門的知識と実践的技術を修得するための専門教育科目、その他必要な科目によって編成され、体系的に科目配置をしています。

  1. 教育内容
    1. 幼稚園教諭二種免許状および保育士資格を取得するための科目を、各分野ごとに「導入期」「発展期」「完成期」と系統的に深めるとともに、保育実習や教育実習での実践とも関連づけて学べるよう配置する。
    2. 高大接続の観点から、短大教育への円滑な移行を促すため、初年次教育の科目を設置し組織的な充実を図る。
    3. 地域社会が求める自立した人材育成のため、地域に関する理解を深め、社会的・職業的自立に必要な能力・態度を培うキャリア教育を実施する。
    4. 保育者として必要なコミュニケーション能力、リーダーシップ能力、協働力など実践力を培うために、附属幼稚園実習や様々な行事への参加、地域のボランティア活動への参加を行う。
    5. 2年間の学修成果を広く一般市民に公開するために、音楽表現・造形表現・身体表現に関する授業成果を生かして取り組んだオペレッタの公演などを行う「総合発表会」を開催する。
  2. 教育方法
    1. シラバスに到達目標、授業計画、評価方法、事前・事後学修、関連学修を明記するとともに、各科目でオリエンテーションを行い周知する。
    2. 保育現場で直面する様々な問題を解決する力を修得するために、研究や討議を実践的に積み上げる参加型ゼミ形式の「保育実践演習」や、主体的な学びを高めるためにアクティブラーニングの手法を取り入れた演習授業を配置する。
    3. 「共通教育科目」「教職科目」「保育士資格必修科目」「保育士資格選択必修科目」にナンバリングする。ナンバリングに基づいたカリキュラムマップにより「導入期」「発展期」「完成期」と段階的に学修する。
    4. 学びの視覚化と評価のために、履修カルテを活用して学修の目標設定と振り返りを行い、学修の改善に努める。
  3. 教育評価(学修成果の評価法)
    1. 各科目のシラバスに定める評価方法に基づき、厳格な評価を行う。
    2. GPA制度を用いて評価を行う。
入学者受入れ方針(アドミッション・ポリシー)
保育料は、幼稚園教諭二種免許及び保育士資格の取得のために学び、卒業後、保育・教育職にかかわる仕事に就く意欲を持っている学生の入学を期待します。入学者の選抜においては、保育者に求められる「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「協働性・人間性」の三つの「資質と能力」を判定の基準とします。また判定においては、この三つ「資質と能力」を入学後に継続的・発展的に獲得できるかどうかを、重視します。

  1. 「知識・技能」
    1. 本学科の教育課程を学修できる基礎的知識・技能を有している。
      ※高等学校の調査書を重視し、判断します。
  2. 「思考力・判断力・表現力」
    1. 保育現場における様々な状況に対応できる思考力・判断力・表現力の習得が期待できる。
      ※面接及び小論文を実施し、判断します。
  3. 「協働性・人間性」
    1. 他者と協働し、社会に貢献しようとする意欲があり、子どもに対する教育的愛情の育ちが期待できる。
      ※面接及び入学願書における「入学動機」、自己推薦書及び高等学校による推薦書、高等学校における諸活動の実績等を重視し、判断します。